☆お正月は家でまったりさん☆ ☆スウェーデンには寝たきり老人がいない理由☆
12月30日
今日の出来事
・今日もとても寒い1日でした。
・遠方から来るAさん、朝イチでご来店!
Aさんは隠居の身なので年中自由なので年末年始はあえて人が多いところには出かけず、ひっそりと過ごすようです。
・猫大好きBさんご来店!
・ご近所のCさんご一家ご来店! 大掃除で疲れたのでと食事に来てくれました。
お父さんは粗大ごみを見ると放っておけない性分らしく、有益そうな粗大ゴミを見ると拾ってきてしまうとお母さんがホトホト困っていました。
今日の健康
意外すぎる! スウェーデンには寝たきり老人はほとんど存在しない!
驚くべきことに、スウェーデンには寝たきり老人がほとんど存在しないそうです。
日本では寝たきり人口が150~200万も(!)いるのに対し、スウェーデンではほとんどいないそうです。
日本は人口約1億2千万、スウェーデンは約1千万人。
スウェーデンにも10万人程度は寝たきりの人がいてもおかしくはないけれど、ほとんどいないようです。
もちろん寝た切り状態になってしまう人もいるけれど、それは本当に最期の最期だけ期間では数日~数週間程度の期間ほどだそうです。
その理由はなぜなのでしょうか?
〇食事
スウェーデンの食事はアンチョビに代表される塩蔵食品、ニシンやサーモンなどに寒い荒地でも生育するハーブを多用するのが特徴で、アルコール消費量も多く、ヘルシーさでは日本の足元にも及びません。
食事が直接関係はしていないようです。
〇家族
スウェーデンは個人を尊重する文化が強く、老人でも子供と暮らさないのが普通だそうです。 しかし離れていても近距離に暮らすのが一般的で何かあったらすぐ駆けつけられるような距離感を保って生活しているようです。
日本人の老人の44%は子供と暮らしているので、「すぐに子には頼れない」と適度に緊張感がある点が良いのかもしれません。
〇介護サービス
その代わり、日本とは違いなるべく費用がかからないよう老人ホームのような場所は存在せず、認知症のお年寄りでも自宅で一人暮らしするのが普通だそうです。
たくさん介護が必要な人は自宅で暮らし、1日に5回も6回も介護スタッフが面倒を見に来てくれるようになっているそうです。
24時間サービスが受けられる日本とは違うので、例え認知症でも緊張感を持って生きることになるようです。
スウェーデンにも24時間介護付きホームがあるそうですが、そこに入るのは本当にもう最期になると判定員が判断した人だけ。
最期だと判定されなければ終末ホームには入れないので「少しでも自分で頑張らなきゃ」と人々が思うのは当然です。
〇食事の仕方
北欧諸国では高齢者でも自分の口で食べることを非常に重視するそうです。
これも「自立した強い個人」を重視する考え方から。
だから嚥下力の弱くなった人でも、自分の口で食べられるよう徹底して嚥下訓練が行われるようです。
日本では自分の口で食べられない人には胃に直接食べ物を送る「いろう」が行われますが、これは個人を尊重していない虐待だと捉えられ実施されないようです。
徹底的に訓練しても食べられなくなってしまった人は、もうこれは最期だと判断される基準になり、無理に食事介助や水分補給は行わず自然に看取れるようにするようです。
なるほど、これならば寝たきりになってしまう老人が少ない理由もうなずけます。
スウェーデン人の最期の迎え方の方が人間として自然ですし、人としての尊厳を保ってくれていると思いました。
私だったら自然に生き、自然に死にたいです。
寝たきり老人になってしまうなんて絶対に嫌ですが、自分の人生観や意識が非常に大切なのだと思いました。